娘がバイオリンを習い始めてから約5年。
私自身もバイオリンの知識は多少あります。
一緒に練習をするのですが、娘は私の言うことは聞かずに、どんどん一人で
勝手に弾き、難しい弾けない箇所になると、「はあー。。。」とため息を
つきながら止まってしまう。。
私はイライラを我慢しながら、どうしたら楽しく分りやすく練習できるのか、
どうしたら早く上達できるのかを日々考えながら、「一緒に楽しく」を目標に
練習しています。
今までで、我ながら「これはいい工夫!」と思ったのを書かせて頂きます。
(たまに「これは失敗か。。。」)と思ったのもあります。
因みに、スパルタのバイオリン教室ではありませんが、そこそこ上達は
していると思います。
まずは、自分の中で決めている、My ルールというのものがありますので、
ご紹介したいと思います。
(すべてのお子様に通用するものではございません。)
My ルール
イライラしないで待ってみる
練習中、私が「またここから弾いてみよう」と言っても、「どこからだっけ?」や ちょっと時間があくと、いきなり違う曲を弾き始めたりします。
でも、「どこからだっけ?」には、もう慣れてしまいました。
それでも、レッスン中、ちゃんと先生の言うことは聞いてるので、それでいいんです。私はバイオリンかじってる程度ですし、娘からみても、それほど私のバイオリンに対しての尊敬とかないと思いますし。
以前ははっきり言って、すごくイライラしていましたが、練習している曲と違う曲弾いたって、娘の中では、「覚えてるかな?弾けるかな?」と暗譜で弾いています。
「すごいね!覚えてたの?あの時暗譜で弾けなかったけど、弾けるようになったね!」弾き終わるのを待ってから言うと、嬉しそうにしてます。
私のペースで進めずに、娘のペースで進める。
娘が違う箇所を弾いても、弾けずに止まって考えてても、口出しをせずに待ってみる。「待つ」ということを念頭に置いてみると、イライラしなくなりました。
言いたいことは、書いて伝える
バイオリンを習い始めた当初は、私もいろいろ言いたくて、うずうずしてました。
でも、言うと娘は返ってイライラ。私もイライラ。
考えて、言いたいことや、気を付けることは紙に書いて、伝えてみることにしました。
娘の反応は、「分かった」という感じで、反論せずに練習を進めてました。
まだ習い始めの時、娘がなかなか思い通りに弾けなくてイライラしていたので、
「〇〇ちゃんが怒ってると、バイオリンにも伝わるよ。楽しく弾くと、バイオリンも
いい音がでるよ」と書いてみました。
娘は「分かった~」と言って、笑ってくれました。
その後も、先生はこう言ってたよね、とか、気を付けてほしい箇所は、付箋に書いたりして伝えてみると、なんとか、スムーズに練習も進みます。
毎日ちょっとずつでいい
バイオリンの左手の指の形って、開いたり閉じたりで、日常ではなかなかしない形をします。右手の弓も、上下に動かすだけですが、弦となるべく直角の角度に弾くって、なかなか難しい。ポジション移動も最初は難しくて、なかなか出来ない。。
娘はまたイラっとします。
「もっとこうしてみたら?」と私からも言ってみますが、私から言われると、嫌がります。
そこで、「先生はこう言ってたよね?」と先生が言っていた事だけを練習することに
しました。
それでも、先生が言っていた事全部を一日で習得するのも難しい。
先生が例えば5個の事を言っていたとします。
その中の1個でも出来れば、すごく褒めてみる。その日は一個、次の日も一個。。。
一個一個出来ていけば、次のレッスンまでには5個ちゃんと出来てます。
本当にバイオリンって難しいので、一回の練習で全部完璧にさせよう、ではなく
少しずつの上達で大丈夫。
そう思うと、自分も楽になります。
間違えてもいいんだよ
ある日の練習。
ポジション移動が難しく、また娘がイライラ。
自分も夕飯の支度があるし、そんなに練習に時間は取れないのに、、と思うと
私もイライラ。
それに、ポジション移動の練習って、すごく地味。
この時、とっさに出た言葉が、「間違えてもいいんだよ。」
実は、ずっと、娘の練習を見てても、「間違えないように」というのを念頭に
おきながら練習を見てたのですが、大人でも難しいポジション移動。子供にはもっと難しいはず。出来ないのは当たり前と思い、「今は練習だから、たっくさん間違えてね」
と言うと、娘は「えっ?」とした顔。そして、リラックスした表情。
反対に、「いや、間違えたくない」と思ったのか、弾けるようになりました。
よくありますよね。「嫌ならやめなさい」と言うと、「いや、やめない」
みたいな感じでしょうか。
その後も、なかなか出来ない箇所は、「いいよ、たっくさん間違えて✧♡」
という方法で進めてます。
娘の前でバイオリンを自慢げに聞かせない
娘がバイオリンを習い始めた頃、すぐに弾けると思ってたらしいのですが、実際
なかなか難しい。
私は、初めのころ、娘の前で、「こんな感じで弾くよ!」と弾いているところを
見せてたのですが、娘は出来ずにイライラ。見せても、プイっと横を向いてしまいます。
それ以降、なるべく娘の前では弾かず、娘が遊んでいる時に、娘の練習曲を隣の部屋で弾いて聞かせてました。
まだ子供って一回では曲を覚えられないので、時間がある時に何回も。
目で見なくても、耳から入ってくればいいんです。
それで、大体音程とリズムは取れるようになるので、その後の練習もとてもスムーズに
出来るんです。
娘も自分で音程が違う、と分かると、言わなくても自分で修正できます。
今でもこの方法で練習曲を聞かせています。
1.イライラしないで待ってみる
2.言いたいことは、書いて伝える
3.毎日ちょっとずつでいい
4.間違えてもいいんだよ
5.娘の前でバイオリンを自慢げに聞かせない
子育てをして、娘から沢山のことを気づかされ、そして考え方が
大分変りました。
子育てでイライラや、どうしようと困っている方もいらっしゃると
思うので、何かお役に立てたらという思いで書いております。
工夫したことは、次の記事になります。
最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。